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【好きもの小僧 「バケツ伝」 (中野ゆう)】
 長編ローカル・ポルノ

 発行所; サン出版
 名 称; JOY COMICS
 初 版; 1980年6月4日
 価 格; 500円
 サイズ; A5版 全292頁
 作・画; 中野ゆう

 *) 5・6年前(2003年か2004年ごろ)、神保町の古本屋で購入したものです。
  30過ぎの花萩先生に注目です。


    目  次
   第1話   タツジ女を狩る(5頁)
   第2話   新入生タツジ(29頁)
   第3話   タツジ道草を食う(53頁)
   第4話   タツジ、のぞく(79頁)
   第5話   先生は女ざかり(101頁)
   第6話   タネ、悶える(125頁)
   第7話   タネ、あせる(149頁)
   第8話   東京から来た女(173頁)
   第9話   タネ、眠れず(197頁)
   第10話  タツジ押しまくる(222頁)
   第11話  苦すい縁結び(245頁)
   第12話  夫婦のきずな(269頁)


 (表紙)  (裏表紙 花萩先生)

【絵で見るストーリ紹介】

 掲載するに際して、この本の入手可能性について調べましたが、古書以外は、どこも取り扱っていないようです。
 (Amazonも、電子書店パピレスも、・・も、取り扱っていません。)
 しかも、古書としての入手可能性は極めてわずか。
 ですので、詳し目に紹介します。 ⇒ 中野ゆう先生が再評価されますように・・・


(登場人物)
 達治(タツジ) 花萩先生 教頭先生(元駐在)・・・
 登場人物相関図を作ってみましたので、まずは・・・。
  

 ・舞台は、1970年代末の青森県南津軽郡の山深い山村(のどかな僻地)。
 ・達治は、父時蔵と母タネの一人息子で、小学生1年(7歳)ながら性欲絶倫で巨根、この話の主人公。
 ・花萩先生は、町からやってきた30過ぎのいき遅れの小学校女教師。
  70年代の山村の村の衆は、花萩先生を教育熱心の聖職者という風に見て『先生さま』と尊敬している。その一方で、いき遅れの年増という風にも見ている。
  実は聖職者の花萩先生は、30過ぎの熟れた身体をもてあまし、欲求不満の毎日を送っていたが、達治(7歳)が新入生と入学してからは・・・



第1話   タツジ女を狩る(5頁〜)

☆ 鴨猟に町から3人連れが達治の住む村にやってきた(社長・妻・秘書)。
 タツジはこのとき、小学校入学前

 
 木陰で用を足している秘書の美人お姉さん、「のぞかないで下さい」といっているのは、社長に対して。

 そんな秘書のお姉さんに悪戯してしまうタツジ。
 

 お願いして、町から来たお姉さんに種付けをさせてもらうタツジ。
 
 子供のだからと思っていた美人お姉さんだが・・・




第2話   新入生タツジ(29頁〜)

☆ 小学校(分校)に入学したタツジ、担任は花萩先生。
 分校は、花萩先生が1−3年学級を担任し、教頭先生が4−6年学級を担任している。

 


☆ タツジは、教室からいなくなってしまう。このときタツジは、4−6年学級にもぐりこんで、目をつけた上級生の女の子の隣りから離れないでいる。教頭先生も花萩先生も困ってしまったがしばらくそのままで様子を見ることにした。
 


☆ 学校からの帰り道、目をつけた上級生のお姉さんタネつけをおねだりするタツジ。
 
 「お前ァ 本当にでけるのか?」という上級生のお姉さん。
 タツジは、「新山の嫁っこともすたす  裏山のアネっこともすた  ほれから・・・」と答える。

 タツジのおねだりに根負けした上級生のお姉さん・・・
 
 タツジの思わぬ大きさに驚く。




第3話   タツジ道草を食う(53頁〜)

☆ 今回の相手は、1−3年学級の上級生(キヨ)。

 




第4話   タツジ、のぞく(79頁〜)

☆ 分校のトイレは男女共用。
 ある日、教頭が花萩先生のトイレを覗いているのをタツジが目撃する。このとき、花萩先生は熟れた体を自ら慰めていた。

 


☆ 教頭ののぞきに触発されたタツジは、トイレに細工して花萩先生を待ち伏せる。
 教室にタツジがいないので、花萩先生はタツジを探すが、トイレのところで自慰をしたくなってしまった。
 花萩先生はトイレに細工がしてあるとは知らずに自慰を始め、自ら熟れた体を慰める。
 

 タツジはのぞきのために開けた穴から自分の一物を突き出す。
 その一物が花萩先生のお尻に触れる。
 

 ビックリする花萩先生、「名前ばなのれ!!」というと、「タツジじゃ」という返事が返ってくるが、あまりの大きさに、にわかにタツジだとは信じられない。
 でも声がタツジなので、やはりタツジであると理解する。


☆ このときタツジは勃起した一物が穴から抜け出せなくなっていた。
 
 花萩先生は熟れた体を使って、タツジの勃起をおさめてやる。




第5話   先生は女ざかり(101頁〜)

☆ 第5話は女ざかりの花萩先生のお話し。
 


☆ ある日、花萩先生を呼び出す教頭。
 教頭(苗字は山田)は、元巡査で定年退職後(当時は55歳定年?)、村人の願いで分校の教頭をしている。女房とは死に別かれて独身。
 花萩先生は教頭からのアタックを待っている。
 しかし、教頭は意気地がない。

 


☆ 別の日、花萩先生は教頭と途中まで一緒に帰るが、この日も教頭からのアタックはなく、花萩先生は一人で帰っていく。
 そんなとき、帰宅途中のタツジと出会う。
 熟れた体をもてあます花萩先生、おなかが痛くなったといって、タツジを誘惑する。
 

 茂みの中にタツジを誘い込む花萩先生。
 熟れた体を慰めるため、小学1年のタツジを誘惑する。
 

 30歳の熟れた体をもてあます女教師と小学1年のタツジの肉欲が始まる。
 

 このとき教頭は決心して、花萩先生に告白しようと花萩先生を探すが・・・
 しかし、花萩先生は、タツジにタネつけをさせている最中。

 これ以降、花萩先生は、本格的にタツジのタネつけ用の女になっていく。




第6話   タネ、悶える(125頁〜)

☆ 朝の登校風景。
 花萩先生がタツジを迎えに来る。
 タツジはすっかり花萩先生になついている。その様子を見て安心する父時蔵と母タネ。

 


☆ 実は、花萩先生とタツジは登校途中の茂みの中で・・・
 

 タツジが30歳の花萩先生になついているのは、こういうわけ。
 花萩先生は、熟れた体で、タツジの大好きなタネつけを、何度もさせてくれる。

 (いき遅れの熟れた体を慰めてくれるのは、小学1年のタツジしかいないという花萩先生)




第7話   タネ、あせる(149頁〜)

☆ タツジの母タネと金蔵との性行為。





第8話   東京から来た女(173頁〜)

☆ 和尚と東京から来た美人の話

 ある日、東京から清楚そうなな美人がやって来た。
 
 しかし、美人の目的は・・・

 荷物運びを誘惑する。
 
 他にも、和尚を誘惑する。




第9話   タネ、眠れず(197頁〜)

☆ 母タネが教頭と・・・

 
 教頭が「加代ちゃん」と呼んでいるのは、死んだ奥さんの名前。母タネが教頭の奥さん代わりになっている。
 このとき、タネの夫(タツジの父)である時蔵は、インポになってしまっていた。


☆ 一方、タネの息子である小学1年のタツジは、例によって担任の花萩先生に誘われていつものように・・・
 タツジが誘わなくとも、花萩先生が誘ってくれる。
 
 東北ののどかな山村の一日は、こうして暮れてゆく。
 嫁にいきたいけど、いけない花萩先生は、すっかりタツジのタネつけ用の女になっている。




第10話  タツジ押しまくる(222頁〜)

☆ 第10話は、タツジと花萩先生、タツジと上級生のお姉さん、花萩先生と教頭先生のお話し。

 


☆ 夏休み前の暑い日、タツジは、例の上級生のお姉さんにタネつけをおねだりするが、お姉さんはメンスでできないという。
 タツジにはそんなことお構いなし、お姉さんは、川で清めてから触らせてあげるというが・・・

 


☆ 一方タツジのタネつけ用の女である花萩先生は、教頭に誘われて川辺を散歩している。
 花萩先生は教頭のところに嫁にいきたいけど、相変わらず教頭は煮え切らない。
 

 そんな教頭を誘惑するかのように、花萩先生は水浴びを始める。
 

 川の中で無邪気に戯れる花萩先生。
 教頭は、少女のように無邪気にはしゃぐ花萩先生にドキドキするが、でも・・・勇気がない。


☆ 一方タツジは、上級生の女の子と川の中でタネつけをしている。
 

 花萩先生のはしゃぎ声が聞こえたのか、上級生の女の子が誰かが近くにいるという
 タツジは、声のするほうに潜って近づいていく・・・


☆ そこにいたのは、タツジのタネつけ用の女である花萩先生
 
 タツジは潜りながら、花萩先生にタネつけをする。

 「先生!! またまた大きいのが」と無邪気にはしゃぐ花萩先生。
 その様子を見る教頭
 上級生の女の子は声がない。




第11話  苦すい縁結び(245頁〜)

☆ 第11話は、花萩先生の縁談のお話し

 


☆ タツジの父の時蔵が花萩先生の縁談話を教頭に相談する。
 しかも、縁談の相手は金蔵である。
 タツジの父は、「まさすぐ成熟した女の体だべよ」、「適齢期のピークはとうに過ぎて本人もおそらくあきらめかけとるはずじゃ」、「この話は一発で決まると見とるんじゃ」と
 教頭は「・・ ・・」

 なおもタツジの父は教頭に、花萩先生のことを、「教育者とすては申すぶんないと思っとるんでして…」、「我々とすてはこのまま長いことこの村さ落ちついてはすいんじゃ」と続ける。
 花萩先生のことを思っている教頭は複雑な気持ちである。
 
 タツジの父と金蔵は同級生だが、この縁談、タツジの父にはある思惑があった。

 「こういう話の橋渡すば元駐在が一番の適任者だでのォ  こうすで頼みさきたつうわけじゃ」
 「・・ ・・」
 「引き受けてくれるな 駐在」
 タツジ父の言葉に、教頭(元駐在)はやはり複雑な気持ちである。
 
 教頭は、絶倫の金蔵と熟れた花萩先生のタネつけ場面を想像する。


☆ なぜ縁談話の橋渡しを断わらなかったのかと後悔しながらも、仕方なしに花萩先生の所に金蔵との縁談話をしにいく教頭。
 花萩先生の下宿先に着くと、下宿先の夫婦は大きな声をあげてタネつけをしている最中。

 花萩先生は、下宿先夫婦のその声に触発されて、熟れた体を慰めていた。
 
 その姿に同情する教頭


☆ 花萩先生を誘いだして、縁談話をする教頭
 
 縁談話さえ思いがけないのに、縁談の相手があの金蔵である。
 驚く、花萩先生


☆ 驚きを通り越した花萩先生は、「歯を食いすばって」、「股を開いで!!」、「先生の意気地なす!!」
 「先生なんか大嫌い!!」と、教頭を張り倒す。
 

 倒れた教頭に、「どうすて素直になれないのよ」、「バカ バカ バカ 先生のバカバカ」、「あだすの気持ちばわかってるっくせに・・・」、「わかってるくせに どうすてずらすのよォ!!」と、馬乗りになる花萩先生。

 花萩先生は、タツジのタネつけ用の女だけではない。
 きっぱりとしたところがある。


 「ええわよ 先生がうばってくれなきゃ あだす… あだすがうばっちゃう!!」と、教頭を相手に思いを遂げようとする花萩先生。

 

 タツジの父である時蔵は、インポになって以来、最大の悩みは妻タネの身持ちのことであった。
 タツジの父は、独身の金蔵さえかたづけばその心配もなくなると思った。それで、熟れた体の花萩先生と絶倫の金蔵とを睦びつけようと画策したというわけである。
 しかし、それが、花萩先生と教頭とを結びつけることになった。




第12話  夫婦のきずな(269頁〜)

☆ 第12話は、タツジの父母の夫婦の絆のお話し

 父時蔵は、妻のタネと絶倫男の金蔵との情交を目撃する。
 時蔵は正上位以外知らなかったが、金蔵gが指を使ってタネを喜ばせているのを見て、テクニックに目覚める。

 金蔵は、時蔵が見ているのに気がつき、一目散で逃げ出す。

 これにより、父時蔵のインポが直る。
 駐在(教頭)の嫁取り(結婚式)に、二人して出かける。
 ⇒ 花萩先生は、教頭と結婚





【コメント】
 1970年代後半の作品であり、当時は今よりもおおらかだった。
 その反面、女の30歳は、既にいき遅れという評価であった(東北の山村という保守的な地域性もあるが)。

 中野ゆう氏の作品は、いまでは古書での入手しかない。しかも、その流通量はほとんど(全く)ない、希少なものである。
 作品は、他にも、「タネつけ小僧」や、「舐めて、坊や」や、「好色美容師」などがあるが、いずれも流通はほとんど(全く)ない。  中野ゆう氏は、再評価されても良いのではないでしょうか!






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