Q) 「女教師」は、「じょきょうし」って読むの? 「おんなきょうし」って読むの?
⇒ 女教師の読み方

 女教師研究所では、過去に遡って、読みを調べてみました。


   こちらのほうが正しく画面表示されます(クリック)
   http://jokyoushi.x.fc2.com/gimon/dou-yomuno.html


   下は、正しく表示されません



A) 結論として、「じょきょうし」と読むのが正しいと思います。

 なお、「女教師」を「おんなきょうし」と読むことに関しては、ジェンダーフリーの影響を色濃く受けていると思います。


(1)
 それでは、歴史的背景から・・
 昔は、女性の教師をさす場合は、「女教師」という表記が主流でした(表1参照)。

 また、その読みは、当然ながら「女教師(じょきょうし)」でした。
  ⇒ 「女」の音読みは「ジョ」、「教」の音読みは「キョウ」、「師」の音読みは「シ」だから当然
  ⇒ 「女教師(おんなきょうし)」の場合は、訓読みと音読みが混合した湯桶読みになってしまう
  (バイアスなしの国語教育(ジェンダー思想の影響がない国語教育)を受けた者なら、「じょきょうし」と読みます)
  ⇒ 明治時代の新聞は、「ぢよけうし」というルビを振っています。
    ・ 1880年(明治13年) 6月26日発行の読売新聞
    ・ 1893年(明治26年)11月10日発行の読売新聞
  (明治から戦前の新聞には、「女教師」「女教員」という表記が多用されていますが、「女」という文字にはいずれも「ぢよ」というルビが振られており、「おんなけうし」や「おんなきょういん」というルビが振られているものは見たことがありません) 2009.05.01 追記


(2)
 1970年代に「ジェンダーフリー」なる思想(宗教)が登場しましたが、「ジェンダーフリー」という思想にとっては、「女教師(じょきょうし)」よりも、「女教師(おんなきょうし)」の方が、都合がよいわけです。

 これは、「女教師(じょきょうし)」なる読みには、「男教師(だんきょうし)」という対応する読みの語が存在せず、その一方、「女教師」(おんなきょうし)」なる読みには、「男教師(おとこきょうし)」という読みの語が存在するからです。

 このため、「女教師」を「おんなきょうし」と読ませようとするわけです。


(3)
 しかしながら、「女」という文字と、「教師」という文字の組み合わせにおいては、「女教師(おんなきょうし)」と読むよりは、「女教師(じょきょうし)」と読む方が、綺麗で洗練されているのです。

 つまり、「女」は、「おんな」と読むよりは、「じょ」や「にょ」 と読む方が、言葉としては上質です。
 これは、「女医(じょい)」を、だれも「おんない」と読まないのと同じです。
 また、「女生徒」を、だれも「おんなせいと」と読まないし、「女学生」をだれも「おんながくせい」と読まない。

 繰り返しになるかも知れませんが、「女」と「教師」との組み合わせにおいては、「女教師(じょきょうし)」と読む方が、「女教師(おんなきょうし)」と読むよりは、「女性(じょせい)」の綺麗さ、しなやかさが表現されると思われます。

 しかも、日本語の文法上も「女教師(じょきょうし)」の方が、適正です。


(4)
 にもかかわらず、「ジェンダーフリー」では、「女教師(じょきょうし)」には対応する男の名詞がないから、不適正語なのです。

 ワープロ変換では、「ジェンダーフリー」なる宗教に影響されて(迎合して)、「じょきょうし」と入力しても「除去牛」と変換されるようにしてしまっています(不便です)。
*) 「女学生」は「じょがくせい」でそのまま漢字変換されるというのが変。


(5)
 そうなると、「女教師(おんなきょうし)」を使うよりは、「女性教師(じょせいきょうし)」や「女性教諭(じょせいきょうゆ)」を使った方が、漢字変換も容易であり、しかも、「おんな」という読みを排除でき、よりしなやかな文書になり、文法上も正しく、好まれるわけです。

 したがって、昔、主流であった「女教師」なる単語(表記)は、「女性教師」や「女性教諭」に取って代わられたわけです(表1参照)。

 補足すると、「女教師」を「おんなきょうし」と読むように仕向けられるということが嫌われたわけです。

   
    *) 補足; 1984-1986は、朝日しかデータが揃っていない。




(6)
 ちなみに、「女教師(おんなきょうし)」に対応する言葉として、無理やり作った「男教師(おとこきょうし)」なるジェンダー用の造語は、完璧に死語と化しています。

 極論すると、今も昔も、誰も、「男教師(おとこきょうし)」などという語を使っていません。
 実際、表2に示すように、「男教師(おとこきょうし)」なる語の出現頻度は0%です。

 暴論になるかもしれませんが、対応関係にある「男教師(おとこきょうし)」が死語と化している(今も昔も誰も使っていない)ということは、逆解釈すれば、ジェンダー用の造語である「女教師(おんなきょうし)」も死語と化している(役割が終了している)といっていいかもしれません。

   



(7)
 つまり、「女教師(おんなきょうし)」という語には、対応する「男教師(おとこきょうし)」という語が存在するから、「女教師」は、「じょきょうし」と読むよりは、「おんなきょうし」と読んだ方が適切だという論法は、「男教師(おとこきょうし)」という語が死語と化している今では、成り立たないと思います。


(8)
 よって、当女教師研究所は、「おんなきょうし」と読まずに、「じょきょうし」と読みます。

 「ジェンダーフリー」なる宗教に影響され、かつ、読みとしても、女性の綺麗さやしなやかさが表現されておらず、しかも、湯桶読みになってしまっている、「女教師(おんなきょうし)」という読みは用いないということです。


(9)
 しかし、マイクロソフトの漢字変換機能(FEP)って、滅茶苦茶に阿呆ですね。どうすれば、あんな阿呆な漢字変換するんでしょう。失礼とは思いますが、マイクロソフトの漢字変換担当の社員は相当な阿呆と思います。そんなのに日本語を牛耳られたくないですね。正直な気持ちとして。
 皆さん、どう思われます。そんなのに日本語を左右されたくないですよね。



【参考】
・女教師のプロ集団である「TOSS女教師ML」でも、「じょきょうし(zyokyousiml)」という読みを使っています。
 ⇒ 「女教師」ご本人たちは、「じょきょうし」と読んでいるようです。
・女教師ツーウェイ(明治図書)なる専門誌も、「じょきょうし(jyokyoshi)」 という読みを使っています。
・「じょきょうし」と読むか、「おんなきょうし」と読むかを別に、「女教師」なる語が、アダルトビデオのタイトルに好んで使われたことも、「女教師」なる語の新聞記事などへの使用頻度が減った理由でもあります。




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mary_kay@infoseek.jp


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