(も) モンスターペアレントの事例


モンスターペアレント
 → モンスターペアレント(Monster parent)とは、学校に対して自己中心的で理不尽な要求を繰り返す保護者を意味する和製英語である。
(Wikipedia)
 当研究所では、「要求を繰り返す保護者」ではなく、「要求を押し付ける保護者」と解釈します。つまり、回数は問題ではないと解釈します。



 近年問題となっているモンスターペアレントについて調べてみた。
 事例を紹介する。
 事例からわかるように、小学校が多い。






(2008.01 / 2002.03) 埼玉県狭山市の保育所
被害者; 53歳の女性保育所長(非女教師)
加害者; 保育所に通う園児の保護者
状 況; 女性所長は、園児同士のひっかき合いのけんかで軽いケガをした園児の保護者から繰り返し苦情を受けていた。所長は焼身自殺をし、遺書に「毎日悩み考え、この方法を選びました」「本当にごめんなさい」「次々次々いじめに近い状況でエスカレートしてきて、身の置き場がないのです」「苦しくてなりません」「プライドの保てない4か月でした」などとつづっていた。
 焼身自殺は労災と認められた。


自殺の所長「プライドの保てない4か月」
 保育所の所長が自殺したのは保護者からの苦情の対応が原因だったとして、労災が認められた。所長は「プライドを保てなかった」などと遺書を書いていた。
 自殺したのは、埼玉・狭山市の保育所の女性所長(当時53)で、02年3月に保育所の敷地内で焼身自殺した。自殺の4か月前、園児同士がひっかき合いのけんかをして軽いケガをしていたが、このことで所長は片方の保護者から繰り返し苦情を受けていた。保護者はけんかから1か月後、園児を退園させたが、最終的に市に対し、内容証明郵便で所長を非難する文書を送り、その6日後に所長は自殺した。
 所長は遺書に「毎日悩み考え、この方法を選びました」「本当にごめんなさい」「次々次々いじめに近い状況でエスカレートしてきて、身の置き場がないのです」「苦しくてなりません」「プライドの保てない4か月でした」などとつづっていた。
日テレニュース24 2008/01/11
http://www.ntv.co.jp/news/100908.html
 


公務災害と認定 狭山・保育所長自殺 補償基金県支部審査会「苦情からうつ」
 狭山市立水野保育所で二〇〇二年、焼身自殺した保育所長女性=当時(53)=について、園児の親からの過剰な苦情がうつ病を引き起こし自殺を招いたとして、地方公務員災害補償基金県支部(支部長・上田清司知事)の審査会が支部による公務外災害認定を取り消していたことが、九日までに分かった。同支部は地方公務員災害補償法に基づいて、あらためて所長の自殺を公務災害と認定した。
 同支部は当初「精神疾患に起因したと考えるよりも抗議のための自殺と考えられ、公務上とは認められない」としたが、審査会は「精神疾患と自殺との間には因果関係がある」と判断した。裁決について遺族側弁護士は「自殺が労災と認定されることが少ない現状で、保護者の苦情対応から自殺したことが公務災害と認められた画期的な判断だ」としている。
 裁決によると、〇一年十一月、同保育所で男児同士が引っかき合うトラブルがあった。この際、軽いけがをした男児へのつきっきりでの保育を命じられたり、繰り返し苦情を受けたりしたという。その後、所長はうつ病を発症した。両親には数回にわたって謝罪や説明を行った。
 翌〇二年三月十八日、男児の父親から市に、所長を批判する手紙が送られた。六日後の同二十四日、所長は同保育所敷地内で灯油をかぶり、遺書を残して自殺したとしている。自殺後、両親からの謝罪はなかった。
 遺族は〇五年十二月、所長の自殺は公務災害だとして同支部に認定を求めた。だが▽きちんとした遺書を書いていること▽焼身自殺は精神疾患に起因した自殺としてはあまり一般的ではない―などの理由から「公務外の災害」とされた。  これに対し遺族は、処分を不服として審査を請求。審査会は「保護者との苦情対応によってうつ病を発症し、その後の厳しい対応で症状を悪化させたと考えられる」などと判断。昨年十二月、所長の自殺が公務に起因することを認めた。
 狭山市職員課は「認定の経緯を把握しておらず、コメントできない」としている。
   小中学校でも対処苦慮
   理不尽な要求繰り返す親
 狭山市立水野保育所長を焼身自殺に追い込んだ保護者のように、理不尽な要求を教師に繰り返し声高に突きつける「モンスターペアレンツ」。例えば「嫌いな親の子どもと仲良くさせたくない」「ゲームをやらないよう言ってください」といった要求や抗議への対応は、小中学校でも今大きな課題となっている。
 県教育局は三月までに「理不尽な親」に対し、学校側がどう対処し、問題を解決したのかをまとめた初の事例集を作成し、苦情に悩む学校への支援態勢を強化する考えだ。
 同局小中学校人事課が市町村教委を通じて調査したところ、「仲が悪い子どもと一緒のクラスにしないで」「子どもが家で暴れているからすぐ来て」などと要求したり、毎日抗議を繰り返す保護者もいたという。同課は「親としてどう子どもに接していいか分からないから、学校が問題対応の窓口になっている」としている。
 ある教育関係者は「管理職が責任を持って対応せず、担任の教師が一人で抱え込んでしまい問題を広げているケースが目立つ。もっと学校、組織ぐるみで対応する必要がある」と指摘した。
   子どものことを一番に考える人
   自殺した保育所長
 現場となった狭山市立水野保育所では、普段通り子どもたちが元気よく遊んでいた。現在の女性保育所長(54)は公務災害と認められた裁決について、「初めて聞いて驚いたが、話は差し控えたい」とコメントした。
 亡くなった保育所長は面倒見がよく、保護者からも信頼されていた。「人望も厚く、子どものことを一番に考えてくれる人で、惜しい人だった」と話す。同園は現在でも、朝夕に亡くなった非常階段付近で両手を合わせ、冥福を祈るという。
Web埼玉 2008年1月10日(木)
http://www.saitama-np.co.jp/news01/10/02p.html
【所長コメント】 亡霊に悩まされて夜中に目が覚めたりしてるだろうな、この保護者。




(2007.12 / 2006.12) 東京と西東京市の市立小学校教諭
被害者; 当時25歳の小学校勤務の女性教諭
加害者; 保護者ほか
状 況; 残業が常態化するなか、学級内でのトラブルで保護者会などの対応にも追われ、昨年7月中旬に、うつ病を発症して休職。精神科に通院しながら同8月末に復職したが、その後も保護者からのクレームや学級内でのいじめが起き、深夜に保護者からの電話の対応に追われる。
 2006年12月に自殺、2007年12月に労災を申請。


都内新任小学教師の自殺、遺族が公務災害申請へ
 東京都西東京市の市立小学校に勤務していた新任の女性教師(当時25歳)が自殺を図って昨年12月に死亡したのは、長時間労働や学校側の支援体制に原因があったとして、両親の代理人を務める川人博弁護士らが25日、地方公務員災害補償基金東京都支部に公務災害の認定を来月にも申請することを明らかにした。
 都内では新宿区立の小学校で昨年6月、同じく新任の女性教師(当時23歳)が自殺で死亡しており、心の病で休職する教師が増える中、再発防止が深刻な課題となっている。
 川人弁護士らの説明によると、この教師は採用一年目の昨年4月、西東京市内の小学校に赴任。2年生の学級担任となったほか、初任者研修に加え、校内の体育委員などを担当した。出勤時間は毎朝午前7時半で午後8時ごろまで残業することが常態化し、土曜日出勤も余儀なくされた。
 学級内でのトラブルで保護者会などの対応にも追われ、昨年7月中旬に、うつ病を発症して休職。精神科に通院しながら同8月末に復職したが、その後も保護者からのクレームや学級内でのいじめが起き、深夜に保護者からの電話の対応に追われることもあった。
 昨年10月23日には「つらいことだらけだけど、薬飲みながらでも体が動くうちはなんとか行き続けることにした」などという携帯メールを母親に送信。その一週間後、自宅で自殺を図り、意識が戻らないまま同年12月16日に死亡した。
 川人弁護士は「復職後に副担任をつけるなどのサポートはなかった。教師の健康に対する理解が不十分だった」と指摘。福岡県内に住む両親は、「今後、同様のことが繰り返されないよう、申請を決意した」とするコメントを出した。
 西東京市教育委員会の話 「復職後は勤務を軽減させながら、きちんと対応していたという認識だ。勤務形態と自殺との因果関係はわからない」
(2007年12月25日22時10分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071225i414.htm?from=main4


教員自殺で公務災害申請へ 「休職明けも過重な労働」
 東京都西東京市の市立小学校に勤務していた新任の女性教員=当時(25)=が昨年うつ病になり自殺したのは、休職明け後も続いた過労などが原因で公務上の災害に当たるとして、福岡県に住む両親が来年1月、地方公務員災害補償基金東京都支部長(石原慎太郎東京都知事)に認定を求め申請することが25日、分かった。
 代理人の川人博弁護士によると、教員は昨年4月に赴任、2年生のクラス(36人)の担任になった。帰宅後の「ふろしき残業」も含め、連日深夜まで残業し、昨年7月にうつ病を発症。精神科を受診し翌月末まで休職した。10月下旬から再び休み、同月30日に自宅で自殺を図り、12月16日死亡した。
 職場に復帰した後、通院しながら担任を続けたが、クラスでいじめ問題が発生。深夜まで保護者と携帯電話のやりとりを続けたり、職員会議でおわびの発言を強く求められたりして、主治医に疲労感を訴えていた。
中日新聞(共同) 2007年12月25日 20時55分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007122501000756.html




(2007.01) 福岡県大野城市内の小学校
女性教諭; 43歳小学校勤務
保護者; 小学校に通う児童の父親(自営業の男、41歳)
状況; 息子へのいじめ問題で女性教諭に説明を求める。いじめがうそだと分かったあと、言い掛かりをつけて校長・教頭・女性教諭の3人を自宅に呼び出し、金を支払う旨の念書を書かせる。


ビミョーな「いじめ」めぐって父親、セコーく学校脅す
 福岡県警筑紫野署は29日、実際にはなかった小学生の息子へのいじめ話をもとに、学校側から金を脅し取ろうとしたなどとして、恐喝未遂と傷害の疑いで福岡県大野城市の自営業の男(41)を逮捕した。
 調べでは、男は23日、大野城市内の小学校に通う息子から「学校でいじめられ髪を切られた」と聞き担任の女性教諭(43)に説明を要求。
 学校の調査や息子の話で、24日朝になっていじめはうそだと分かったが、男は「もう学校には行かせない。説明に来い」などと言い掛かりを付け、同日午後から25日早朝にかけて校長と教頭、担任の3人を自宅に呼び、校長に「6万5000円を学校側が支払う」との念書を書かせた疑い。
 さらに、教頭に木刀を投げ付けるなどの暴行を加え、左ひじにけがを負わせた疑い。
ZAKZAK 2007/01/29
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007012922.html




(2006.12) 東京都千代田区の区立小学校の傷害事件
女性教諭; 30代小学校教諭
トラブル相手; 小学校6年の女児の保護者
状況; 指導に従わない女児との争いで双方がケガ。女児の保護者は警視庁神田署に傷害容疑で被害届、学校側は女児を東京都児童相談センタに通告。


女性教諭が小6女児を平手でパンパン…教室で取っ組み合いに
 東京都千代田区教育委員会は27日、区立小学校6年の女子児童が30代の女性教諭にほおを平手で殴られる体罰があったと発表した。女児は2週間の打撲を負い、保護者は同日、警視庁神田署に被害届を出した。
 区教委によると今月21日、1時間目の授業態度をめぐり、休み時間と給食の時間に、教諭が複数回にわたり児童の顔を平手で打つなどしたという。教室でもみ合いになり、女児は机に腰などをぶつけて打撲を負ったらしい。
 校長は22日、区教委に概要を報告。区教委は、教諭を当面授業から外すよう指導した。
 区教委は「理由はどうあれ体罰はあってはならない。2度と起きないよう校長会でもこの事例を取り上げ、生徒指導の在り方を徹底したい」とコメントした。
ZAKZAK 2006/12/28
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_12/t2006122821.html


●女性教諭を傷害で書類送検=警視庁
 東京都千代田区の区立小学校で、30代の女性教諭が6年の女児(12)を負傷させた事件で、警視庁神田署は23日までに、傷害容疑で、女性教諭を書類送検した。女児についても、教諭に擦り傷などを負わせたとして、同日までに東京都児童相談センター(新宿区)に通告した。
 調べによると、教諭は昨年12月21日、女児が給食時間に食器をスプーンでたたいたため、「2人で話をしましょう」と言い、胸ぐらをつかんで立たせようとしたところ、もみ合いになって2人は転倒。女児がベランダに逃げようとして、つかみ合いになり、女児はロッカーに腰をぶつけるなどし、教諭も腕をつめで引っかかれたり、ひざをけられたりして、互いに負傷させた疑い。
 女児は2週間、教諭は12日のそれぞれ軽傷だった。
 同区教育委員会によると、担任の教諭が休みで、女性教諭が代わりにクラスを担当。1時間目終了の際にも、女児が無断で廊下に出たため、平手打ちをしたという。
 女児の保護者が同署に被害届を出していた。
 同区教育委員会の話 事実関係の調査内容を都に報告した上で、教諭の懲戒処分が決定されると思う。(了)
時事通信出版局|教育関連ニュース アーカイブ 2007年03月23日17時27分
http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20070323-6




(2006.09) 横浜国立大学付属鎌倉小学校
女性教諭(学校長); 53歳
状況; 福岡市職員の飲酒運転死亡事故にからめて、過去「飲酒運転したことがある」などと発言し、それを児童から伝え聞いた保護者が事を大きくし、新聞沙汰にまでなった。
 問題を大きくしたい保護者の事例に思えて仕方がない。


“名物女性校長”爆弾発言「飲酒運転したことある」
福岡市職員による飲酒運転事故で子供3人が死亡して以来、飲酒運転に対する世間の目は厳しくなった
 公務員の飲酒運転による死亡事故が相次ぐ中、あろうことか神奈川県内の国立大付属の名物小学校長が、朝礼で児童たちを前に「飲酒運転をしたことがある」などと問題発言していたことが20日、夕刊フジの調べで分かった。保護者から「子供に飲酒運転を容認しているかのような誤解を与えたのではないか」と指摘を受けると、校長はPTA役員会で「昔はそれほど問題にならなかったことを話しただけ」などと弁明。親たちがさらに反発する騒ぎになっている。
 問題の発言があったのは、神奈川県鎌倉市にある横浜国立大学付属鎌倉小学校。同校の保護者によると、9月11日、毎週月曜日に行われる朝会(朝礼)で、高橋和子校長が「校長先生も昔、飲酒運転をしたことがあります」などと児童たちに話したという。
 テレビのニュースなどで飲酒運転が社会問題化していることを知っていた児童が疑問に思って、帰宅後「校長先生は飲酒運転していたのに、法律違反ではないの?」と親に質問したことから問題発言が発覚した。
 各クラスのPTA役員と学校側は、19日に話し合いの場を持った。
 その席で、保護者が高橋校長に真意を聞くと、「昔は飲酒運転の取り締まりにもおおらかで、それほど問題にはならなかった。今はこれだけ騒がれている。命の尊さを訴えたくて、昔の話をした。それは、不用意な発言でした」などと釈明したという。
 しかし、納得できない保護者たちが「昔から飲酒運転による死亡事故は数多く起きてきた。校長の見解としては、昔は飲酒運転をしても良かったということか?」などと詰め寄った。これに対し、学校側は、副校長が「それほど問題にすべきことではない。このことは、他の保護者たちには言わないでほしい」などと、暗に口止めまで求められたという。
 話し合いの場に出席した父兄は、こう憤る。
 「聞きようによっては、今の飲酒運転の取り締まりはやり過ぎだというニュアンスに受け取れる。校長は、飲酒運転自体、悪いと思っていないから、こういう自慢話的な発言が飛び出るのではないか。しかも、発言は全校児童が聞いているのに、全保護者に説明もしないまま、隠ぺいしようとする学校の対応もおかしいのではないか」
 同校は、130年の伝統を持つ名門校。高橋校長は、横浜国立大学で体育科教育や舞踏教育を専攻する教授も兼任している。同校初の女性校長として赴任以来、「いのちの種まき」などのユニークな教育方針で、“名物校長”として慕われてきただけに、「今回の件は非常に残念」(保護者)という声も聞かれた。
 全国の警察では12日から18日にかけて、飲酒運転の全国一斉取り締まりを行い、1126件を検挙、うち27件を逮捕したばかり。次代の安全教育を担う指導者には、もっと“言葉”を大切にしてほしいものだ。
 20日朝、夕刊フジが学校側に説明を求めると、不在の校長に代わって副校長が対応。「9月11日の朝礼だったので、(米同時多発)テロについての話をした後、福岡の飲酒運転で幼い命が失われた話をした。命の大切さを訴えたかったのです」と校長の胸中を代弁した。
 PTA役員との話し合いについては、「校長が『言葉が足りなかった』と真意を説明して、担任や親が、その真意を、子供にどう伝えるのかという話になった。今思うと、そのときの話し合いが足りなかったと反省している」と釈明。「来週月曜の朝礼などで、校長が子供たちにも、何らかの話をすることになると思います」と、今後の対応策を明らかにした。
ZAKZAK 2006/09/20
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006092010.html


横国大付属鎌倉小校長「昔、飲酒運転」朝礼で“告白”
 横浜国立大教授で、同大付属鎌倉小学校(神奈川県鎌倉市雪ノ下、児童718人)の高橋和子校長(53)が今月11日の全校朝礼で、1〜6年生の児童を前に、「私は昔、お酒を飲んだ後に車を運転したことがある」と発言していたことがわかった。
 高橋校長は21日の臨時保護者会で「不用意だった」と謝罪した。
 同小によると、高橋校長は朝礼で、子供3人が死亡した福岡市の飲酒運転事故を取り上げ、「お酒を飲んだら、運転してはいけません。人を死なせるつもりでなくても、こういう事故が起きた」と話し、その後、自分に飲酒運転の経験があるかのような発言をした。その際、一部の児童から「えーっ」と、どよめきが上がった。
 「『校長先生が飲酒運転した』と言っていた」と親に伝えた児童もおり、その後、PTA役員と学校幹部の会合で問題になった。
 高橋校長は読売新聞の取材に、実際に運転したのは原付きバイクで飲酒から時間がたっていたとしたうえで、「命の大切さを訴えるため、自分の経験を語った方が児童が身近な問題としてとらえやすいと思った。飲酒運転を容認しているととられかねず、不注意だった」と話している。
(2006年9月22日3時6分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060922i501.htm




(2006.05) 東京都新宿区立小学校で女性教諭が自殺
女性教諭; 23歳小学校勤務
状況; 保護者への対応に悩み、自殺。


教員自殺で公務災害申請
東京都新宿区の区立小学校に勤務していた女性教員=当時(23)=が5月に精神疾患となり、その後自殺したのは公務上の災害に当たるとして、教員の遺族が24日、地方公務員災害補償基金東京都支部長(石原慎太郎知事)あてに公務災害の認定を申請した。
 申請によると、教員は4月、区立小に新任教員として赴任し、2年生の担任(児童数22人)になった。過重労働や過度の精神的ストレスなどが原因で、5月31日に自宅で自殺を図り、翌6月1日に死亡した。
 教員の超過勤務時間は1カ月100時間を超えており、平均睡眠時間は6時間未満だった。
 保護者から「結婚や子育てをしていないので経験が乏しいのではないか」と、連絡帳に人格を侵害するような内容を書かれることもあった。
 教員は小学校に配置されるまで心身とも健康だったが、5月29日に精神科の病院を受診していた。
 申請は、新任教員に対する学校のサポート体制の欠如も自殺の原因になったとしている。
 教員は自殺前、ノートに「無責任な私をお許し下さい。全て私の無能さが原因です。家族のみんなごめんなさい」との遺書を書き残していた。
 記者会見した遺族代理人の川人博弁護士は「教員の多忙化、孤立化に対する教育現場の支援体制が不足している。関係省庁は教員の深刻な健康問題をきちんと取り上げるべきだ」と話した。
 東京都教育委員会は「申請内容を把握していないので、コメントできない」としている。
神戸新聞 2006/10/24 18:15
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/0000148191.shtml


自殺した小学教諭の遺族が公務災害申請
 東京都新宿区の区立小学校に勤務していた女性教員(当時23)が5月に精神疾患となり、その後自殺したのは公務上の災害に当たるとして、教員の遺族が24日、地方公務員災害補償基金東京都支部長(石原慎太郎知事)あてに公務災害を申請した。
 申請によると、教員は4月、区立小に新任教員として赴任し、2年生の担任(児童数22人)になった。過重労働や過度の精神的ストレスなどが原因で、5月31日に自宅で自殺を図り、翌6月1日に死亡した。
 教員の超過勤務時間は1カ月100時間を超えており、平均睡眠時間は6時間未満だった。
 保護者から「結婚や子育てをしていないので経験が乏しいのではないか」と、連絡帳に人格を侵害するような内容を書かれることもあった。
 教員は小学校に配置されるまで心身とも健康だったが、5月29日に精神科の病院を受診していた。
 申請は、新任教員に対する学校のサポート体制の欠如も自殺の原因になったとしている。
 教員は自殺前、ノートに「無責任な私をお許し下さい。全て私の無能さが原因です。家族のみんなごめんなさい」との遺書を書き残していた。
 記者会見した遺族代理人の川人博弁護士は「教員の多忙化、孤立化に対する教育現場の支援体制が不足している。関係省庁は教員の深刻な健康問題をきちんと取り上げるべきだ」と話した。
 東京都教育委員会は「申請内容を把握していないので、コメントできない」としている。
Nikkansports.com[2006年10月24日18時59分]
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20061024-107964.html


公務災害認定 女性教諭が過労自殺、両親が申請
 仕事の過労とストレスで抑うつ状態になり、今年5月に自殺した東京都新宿区立小学校の新任女性教諭(当時23歳)の両親が24日、公務災害認定を申請した。教師の仕事量が近年増加しているとの指摘があり、精神性疾患で休職する教師も増加している。両親は「職を全うしようとしたからこそ倒れたということを証明したい」とした。
 弁護士によると、今年4月から女性教諭は小学2年(児童22人)のクラスを担任。担任業務のほか、学習指導部など複数の職務を担当。区の新任向けの研修をこなし、授業の準備やリポート提出に追われていた。土日出勤も常態化し、時間外労働が1カ月130時間を超えていたと推定されるという。
 また、4月から5月にかけて、指導方法を巡り保護者とやりとりを繰り返し、対応に悩んでいたという。しかし、1学年1クラスのため、同学年内に新任教師に対する指導担当教員がおらず、十分な指導が受けられないと周囲に漏らしていたという。
 教諭は5月に抑うつ状態と診断され、同月下旬に都内の自宅で自殺未遂を起こした。さらに同31日に自宅で自殺を図り、6月1日に死亡した。自宅に残されたノートには「無責任な私をお許しください。全(すべ)て私の無能さが原因です。家族のみんな ごめんなさい」と記されていた。
 女性教諭の両親は「教壇に立つことを夢見て、誠実さと優しさと使命感に満ちあふれた若い人材が二度と同じ道を歩むことのないことを切に望んでいます」とコメントした。
 文部科学省の04年度までの調査では、全国の公立学校教職員らの病気休職者のうち、精神性疾患数は10年間で約3倍増となっている。95年度1240人だった精神性疾患の休職者は年々増え、04年度3559人で全休職者に占める割合は56.4%となった。【吉永磨美】
 ▽両親の代理人を務める川人博弁護士の話 新任教師にとって単学級でのクラス担任の仕事は負担が大きい。また、校長などのしっかりしたサポートがなかったことが、自殺の原因とみられる。多くの教師が家庭や地域の教育力の低下により、過重労働の上にストレスを抱えている。対策を急ぐべきだ。
(毎日新聞) - 10月25日10時13分更新
  
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061025-00000001-maip-soci


「教諭自殺、学校に責任」両親が公務災害認定を申請
 東京都新宿区立小学校に今春から勤務していた新任の女性教師(当時23歳)が自殺したのは、仕事上のストレスや学校の支援不足が原因だとして、この教師の両親が24日、地方公務員災害補償基金東京都支部に公務災害の認定を申請した。
 心の病で休職する教師が増える中、新任教師の死は学校現場に課題を突き付けている。
 両親の代理人弁護士によると、この教師は4月、2年生の担任になった。保護者と交換する連絡帳の中で、宿題の出し方が安定しない、子どものけんかで授業がつぶれるなどと指摘されるようになり、5月には、人生経験の少なさも批判された。
 このため5月22日、校長に初めて相談。保護者と電話で話すよう指示を受けたが、時間外労働も加わり、過度のストレスを感じていた。自殺を図っていったん未遂に終わったが、同月末にもう一度自殺を図り、翌日死亡した。ノートには「全(すべ)て私の無能さが原因です」などと書き残されていた。弁護士は「保護者からのクレームなどで精神的に追いつめられ、学校の支援も不足していた」としている。
(読売新聞) - 10月25日1時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061024-00000215-yom-soci








ご意見・情報をお寄せください。
mary_kay2@infoseek.jp


戻る  Top  Home



動画 アダルト動画 ライブチャット