1980年代の出来事




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県立高校教師が中学教師を刺殺
兵庫、妻との仲疑う

1988年10月16日(朝日新聞)

 15日午後5時半頃、兵庫県姫路市の喫茶店前の駐車場で、同県福崎町立市川中学教諭Nさん(28)が血まみれになって倒れており、病院に運ばれたが出血多量でまもなく死んだ。
 姫路署員が駆けつけると、県立滝野高校教諭M(37)とMの妻で中学教諭のA子さん(29)が、放心状態で立っていた。MはNさんを包丁で刺したと自供し、同署は殺人の現行犯で逮捕した。




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病気休職中の市立幼稚園教諭、温泉地でコンパニオン 伊勢崎市
1年以上も「給与」 3月末に依願退職 市は真相究明せず

1988年6月18日(朝日新聞朝刊 群馬)
 伊勢崎市立幼稚園の元女性教論(29)が、病気休職中に1年以上も休職給などを受けながら、温泉地でコンパニオンとして働いていたことが、17日間かれた同市議会定例会の一般質問で取り上げられた。川端槌己教育長は、「本人に会えず、現状では事実の確認が出来ない」と、真相究明をあきらめるような答弁に終始した。このため、「市は徹底して真相究明すべきだ」とする市議約20人が、21日の本会議に意見書を提出することになった。

 市教委などの調べによると、この元女性教論は60年1月から、同市立坂東幼稚園に勤務したが、翌年7月、病気を理由に90日間の休暇を取った。さらに、9月末には休職願を提出、今年3月末になって依願退職した。市教委に医師の診断書が提出されたため、条例に基づき、61年7月から昨年9月までの15力月間、毎月約12万円(本給の8割支給)を支払った。さらに、10、11の2カ月は県公立学校共済会から傷病手当が支給された。
 ところが、休職後間もなく、前橋市内のコンパニオン派遣会社に登録し、北群馬郡伊香保町などでコンパニオンとして働いていたことが4月下旬に発覚した。しかし、市教委は、その直後に、退職金83万円も支給。「刑法を犯して起訴された場合以外は、支給しないわけにはいかない」と支給の理由を説明する。これについて、市議会文教福祉委員会は4月に、市教委に事実関係の説明を求めたが、川端教育長は「本人の所在がつかめず、確認がとれない」と答弁しただけ。その後も「家族に連絡を取って、会わせてほしい、と4回要請したが会えないので、これ以上どうしようもない」(児島久雄教育次長)とするばかりか、「本人が事情を話してくれて(不正受給が)事実であれば、改めて対応を考えるが、こちらからはこれ以上追及しない」と今月13日の同委員会で調査の打ち切りを表明。
 こうした対応に対し、一般質問に立った八田利重市議(共産)は「働いていたホテル、診断書を書いた医師など、本人に会わなくても確認できる。われわれの調査でもかなり分かっているのに、なぜ市教委が調査できないのか」とただしたが、答弁はなかった。
 意見書提出に動いている栗原章二市議(新政会)らは「この元教諭が、議長経験のある有力市議の娘であるため、市は遠慮している、と多くの市民が言っている。地方公務員法違反は明らか。税金にかかわる問題である以上、市が真相究明の努力をすることは義務だ」と強く市教委に働きかけていくという。




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中学教師、猫を可愛がる/千葉

 千葉県警佐原署は、十九日までに、同県大栄町の元同僚教師Aさん(28)宅の庭に“猫”を持ち込んだ(27)。
 調べによると、男は十八日午前二時四十五分ごろ、Aさん宅に乗用車で乗りつけ、用意してきた猫を庭に置いてあった乗用車のそば放した。この後、“猫”を放置したと電話。
読売新聞 1988. 04. 20 東京朝刊 社会 27頁




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「よくも息子をバカにしたわネ」 母親、教師をポカリ/神戸

 神戸市東灘区魚崎南町、市立魚崎中学校(井町譲校長、九百九十八人)で、生徒の母親が、「自分の息子をバカにした」と、息子ら生徒四人と一緒に女性教諭に乱暴、二週間のけがをさせていたことがわかり、兵庫県警少年課と東灘署は二十五日までに母親と女生徒一人を傷害容疑で逮捕、息子ら男子生徒三人を取り調べている。
 逮捕されたのは、東灘区魚崎西町の主婦A子(42)と三年B子(15)で、調べを受けているのは、A子の長男の一年C(13)と三年の男子生徒二人。
 調べによると、A子は長男が数学担当古石寛子教諭(54)に「バカにされた」と、十一日午前十一時ごろ、学校に謝罪を求めにきた。A子は古石教諭が「そんなことは言っていないので謝る必要はありません」と否定したことに腹を立て、古石教諭の髪の毛を引っ張り、こぶしで顔を殴った。
読売新聞 1987. 11. 25東京夕刊 夕2社 18頁




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大学教授が“狂恋”の監禁 東京 愛人の男友達を8時間
 東京・練馬署は九日午前、愛人の各種学校講師の女性が大学生の男友達をつくったことに腹を立て、愛人宅のマンションに居合わせた大学生を約八時間にわたって監禁、果物ナイフを突きつけて手足を縛り上げ、ビール瓶で頭を殴るなどしてけがをさせた私立東京国際大(埼玉県川越市的場北、金子泰雄学長)教授阿部光典(55)=東京都大田区南馬込一丁目=を逮捕監禁、傷害の疑いで逮捕した。
 調べによると、阿部は、東京都練馬区居住の各種学校講師A子さん(31)と五十三年ごろから愛人関係にあったが、八月七日午前八時半ごろ、A子さんのマンションを訪れたところ、杉並区の私立大四年Bさん(21)がふろ場でシャワーを浴びていたことから腹を立てた。
 阿部は入浴していたBさんを果物ナイフで脅し、午後四時半までふろ場に監禁。耐え切れなくなってふろ場を出たBさんに果物ナイフを突きつけ、荷作り用のひもで両手両足を縛り上げた。さらに果物ナイフで約一時間脅し、顔をけったり、ビール瓶で頭を殴るなどして重傷を負わせた。
 調べに対し、阿部は「たまたま来たところ若い男が彼女の所に泊まり、シャワーを浴びていたのを見て気が動転してやってしまった」としょげ返っている。
 阿部は三十七年に東京経済大、四十一年に一橋大大学院修士課程をそれぞれ卒業。四十二年東京国際大の非常勤講師となり、四十七年助教授、五十七年から教授となった。専門は経営学で「人事・労務管理論」があり、学生には人気があるという。
中日新聞社 1987.09.09 夕刊 11頁 社会面




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研修帰り泥酔、線路に寝込み
男女教師、列車止める
1987年8月9日(読売新聞)

 甲府市内のJR身延線で17日深夜、山梨園芸高校の男女教諭2人が、酒に酔って線路に寝込み、列車を止める騒ぎを起こしてい たことが明らかになった。


研修帰り泥酔、線路に寝込み 男女教師、列車止める/甲府・JR身延線
 甲府市内のJR身延線で十七日深夜、山梨県立山梨園芸高(守屋英典校長)の男女教諭二人が、酒に酔って線路に寝込み、列車を止める騒ぎを起こしていたことが明らかになった。研修帰りに酒を飲んでのお粗末行為で、南甲府署は厳重注意して帰宅させたが、県教委も「教師としてあるまじきこと」と調査に乗り出した。同署の調べによると、この教諭は男性が二十四歳、女性が二十六歳で、いずれも今春、教員に採用されたばかり。二人は同日、甲府市内で開かれた県教委の新採用教師研修会に出席、終わった後、酒を飲んだ。
 女性教諭を自宅まで送ろうと、二人で同市中小河原町の身延線甲斐住吉駅近くまでタクシーに乗り、近道するため午後十一時三十五分ごろ、線路沿いを三十メートルほど歩いたところで酔ってそのまま線路上に寝込んでしまった。
 ちょうど現場に富士発甲府行き下り普通列車が接近。運転士が約百メートル手前で二人を見つけ、急ブレーキをかけたため四十メートル手前で止まった。しかし、この影響で同列車が現場に八分停車したほか、同線と一部重複する中央線の普通列車一本に遅れが出た。
 県教委によると研修は新任教師を対象に行われ、十七日は県内六か所でコンピューター実習があった。二人は朝九時半から午後四時まで研修を受けたが、研修仲間と誘い合い、酒を飲んだらしい。
 ◆学生気分抜けてない
 渡辺弘・山梨県教育長の話「教員としてあるまじきことで申し訳ない。採用されたばかりで学生気分が抜けきらなかったようだが、将来ある身なので、そのあたりも考慮して処置したい」
読売新聞 東京朝刊 社会 27頁 644字 1987.08.19




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盗みの発覚恐れ犯行 松山の女性教諭殺し 逮捕の隣室男自供
 【松山】松山市辻町三ノ九のアパートで、隣室の市立城西中教諭日浅順子さん(23)を絞殺した容疑で逮捕された無職竹内数繁(34)は二日、松山東署の調べに対し「盗みに入って気付かれ、警察に届けると言われたので絞殺した」と自供した。
 自供によると、竹内は五月三十一日深夜、金を盗もうとして自室の押し入れから天井伝いに日浅さんの玄関上まで行き、天井板をはがして侵入。四畳半の居間で物色中、隣の部屋で寝ていた日浅さんが気付き、悲鳴を上げた。竹内は「隣の者だ。許してくれ」と謝り、しばらく話し合い、日浅さんが「許してあげる」と言ったためいったん帰宅した。
 しかし竹内は妻に事実を告げた後、再度、日浅さんを訪ねて話しているうち日浅さんが「警察に届ける」などと言ったことから発覚を恐れ殺害を思い立ち、逃げる日浅さんの首を両手で絞め殺したという。
 同署は日浅さん宅のステレオの音をめぐるトラブルや、一日未明、日浅さん宅にかかったという脅迫電話との関連も調べている。
1987.06.04 夕刊 9頁 社会面 (全419字) 




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国生さゆりが初の映画主演 「いとしのエリー」で教師役

 アイドルスターとして人気上昇中の国生さゆりが、初の主演映画「いとしのエリー」で教師役に挑戦している。
 実際の年齢より二つ上、二十二歳の新任の高校英語教師という役どころで、担任をしているクラスの男の子と危険な関係に陥る恋愛コメディー。おニャン子クラブの元メンバーが、大人の雰囲気を漂わせるチャーミングな女教師にどう変身するか。
 「一日に五本も“ハシゴ”したことがある」くらいの映画好き。「やっぱり映画は手間ヒマかけていい絵を撮ってくれる」と、最初のうちは大乗り気だったが、いざカメラが回り始めると、「ピリピリして顔がひきつっちゃって」と緊張のしっ放し。「ヒロインのエリーと私は、感情の起伏が激しいところなんかそっくりで、逆にやりにくかったわね」。
 それでも、「朝から晩までのロケで集中力がついたみたい。これを機に、自分の引き出しを増やして、女性にも好かれる女優になれるよう努力したい」と意欲を見せる。完成した映画は、「私の名前は父親が大ファンの吉永小百合さんにちなんで付けたので、その小百合さんにぜひ見てもらいたい」そうだ。
 公開は十一日。
読売新聞 1987. 04. 10 東京夕刊 夕スC 11頁

女教師研究所データベース2

いとしのエリー(1987) - goo 映画




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広尾高の女教諭逮捕 都立高入試答案を盗み捨てる

 先月25日に行われた東京都立高校の入学試験で、広尾高校(渋谷区東4丁目、遠山正雄校長)を受験した男子生徒の理科の答案用紙が紛失する事件があり、警視庁捜査3課と渋谷署は28日、同高の国語教諭、S藤真由美(25)=中野区鷺宮2丁目=を追及したところ犯行を自供したため、公文書毀棄(きき)の疑いで逮捕した。
 調べでは、S教諭は先月25日午後2時10分ごろ、広尾高校入試会場の実施本部室で回収した答案用紙の穴あけ作業中、答案用紙1枚を抜き取り、セーターの中に隠して持ち出して、西武新宿駅構内のゴミ箱に捨てた、という。
 佐藤は27日、学校長あてに「ヒロオノミナサマ トウアンハ25ニチ、コンポウマエニキエタ」という内容の無署名の手紙を送っていた。
 調べに対しS教諭は「答案用紙が1枚なくなったら、どうするだろうと考えているうちに、衝動的にやってしまった」と話している。同署は、佐藤が校内の異性問題で悩んでいたことなどから、さらに動機を調べている。S教諭はこれまでにも何回も、異性問題にからんで“怪文書”を学校関係者に送っていた。
 答案用紙は合同選抜第21グループ(戸山、広尾、駒場など8校)の当番校である戸山高校に運ばれて26、27日に採点、個人別に得点集計を始めた27日午後になって1枚なくなっていることに気づいた。
 同校では盗まれた答案の得点を内申書や他の教科の得点などから算出し、なくなった答案の受験生を合格としている。
 広尾高校の遠山正雄校長は「S教諭は目立たないごく普通の教師だった。中学生にとって重大な入学試験で、厳正、公正にやられて当たり前なのに……。このようなことになって遺憾、としかいいようがない。学校の最高責任者として責任を感じている」と語った。  東京都教委によると、S教諭は筑波大卒で、58年4月採用と同時に広尾高校勤務となっていた。高校では国語の担当で、放送部、バレーボール部の顧問。今回の入試では、21グループの国語の採点委員だった。
朝日新聞社 1986.03.29 東京朝刊 23頁 1社


答案抜き取り女教師に有罪判決
1986年9月11日(毎日新聞)
 東京都立広尾高校で今年2月、入学試験の理科の答案用紙が紛失した事件で、公文書毀棄罪に問われた元同高教諭S(25)被告の判決公判が開かれた。
 裁判長は「妻子ある同僚教諭との交際に悩み、鬱積した気分を晴らすという全く個人的な動機から重要な文書を捨てたという行為は、現職教師として言語道断」と述べ、同被告に懲役十月、執行猶予二年の有罪判決を言い渡した。


答案抜き取り猶予刑 元都立広尾高女教師 言語道断だが反省
 同僚の男性教諭との“不倫の恋”に悩み、入試答案を抜き取って破棄したとして、公文書毀棄(きき)罪に問われた東京都中野区鷺宮、元都立広尾高国語科教諭(懲戒免職)S藤真由美被告(25)の判決公判が、東京地裁刑事十二部(新谷一信裁判長)で十一日開かれた。新谷裁判長は、「教職にあった者の行為としては言語道断で、入試制度や学校制度への社会の信頼を裏切った責任は重いが、深く反省している」と述べ、懲役十月、執行猶予二年(求刑・懲役十月)の温情判決を言い渡した。
 公判では、S被告が不倫に悩んでいたとしても、なぜ答案抜き取りをしたかが問題となり、検察側は「個人的なうっぷん晴らし」と切り捨てたが、弁護側は同被告にほとんど恋愛経験がなかったことなどから「自分の行為を認識できないほどに不安定な精神状態の中で起こした突発的、衝動的な犯行」と反論していた。
 新谷裁判長は、「犯行は計画的でないにせよ、それ以前に二人の仲を中傷する手紙を学校関係者に送りつけるなどした行為の延長線上にあり、偶発的とは言えない」と判断し、「精神的に苦しかったことはわかるが、罪責は重い」と述べた。同裁判長は判決後、「これまでのことは忘れられないだろうが、まだ若いのだから今後の教訓として生かして欲しい」と諭し、佐藤被告は「ありがとうございました」と頭を下げた。
読売新聞 1986. 09. 11 東京夕刊 夕社会 19頁




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女教諭、暴力団とグル 車ぶつけ保険金詐欺 熊本
1986.02.13 東京朝刊 23頁 1社 写図有 (全744字) 
 熊本県内の公立中学校女教諭が暴力団組員らと組んで交通事故を偽装、多額の保険金を取っていたことがわかり、熊本県警捜査2課、交通指導課と山鹿署は12日までに、女教諭を含む組員ら4人を詐欺の疑いで逮捕するとともに、中学校の職員室など10カ所を捜索した。
 逮捕されたのは、熊本県宇土市宮庄町、市立鶴城中学校教諭宮本登志子(45)▽熊本市内の組員S(34)と同S(20)▽同市内の自動車整備工K(21)。
 調べでは、4人は交通事故を装って保険金をだまし取ることを計画。昨年6月9日正午ごろ、熊本市竜田町陳内の市道で、S(34)とS(20)が乗り、K(21)が運転する車に、宮本がわざと車を追突させた。S(34)、K(21)、S(20)の3人がむち打ち症などのケガをしたとして、最高86日から61日間、熊本市内の3つの病院に入院、K(21)とS(20)が加入していた民間の生命保険会社から入院保険金合計73万6555円をだまし取った疑い。
 4人にはこのほかにも、熊本市内の4つの保険会社から総額で約1000万円を超える保険金をだまし取った疑いがあり、その金が暴力団の資金源になっていたとみられている。
 熊本県教委によると、宮本は38年熊本女子大卒。同年に天草郡松島町立今津中の国語教師として赴任して以来23年の教員生活で、鶴城中学には57年4月から勤務し、現在は3年生の担任。約10年前に離婚し、宇土市で両親と高校2年、中学3年の娘の5人と暮らしている。
 鶴城中や宇土市教委によると、昨年から、宮本が暴力団員とのつき合いがあるなどのうわさが流れていたほか、言葉遣いが乱暴なことやパチンコ店、スナックなどにひんぱんに出入りするなど、父母の間から、私生活の乱れを指摘する電話が学校に寄せられていた。
朝日新聞社

女教師、暴力団とグル 熊本
1986年2月13日(朝日新聞)
 熊本県内の公立中学校教諭が暴力団らと組んで交通事故を偽装、多額の保険金を取っていたことがわかり、熊本県警捜査二課、交通指導課と山鹿署は12日までに、女教師を含む組員ら4人を詐欺の疑いで逮捕するとともに、中学校の職員室など十カ所を捜索した。
 逮捕されたのは熊本県宇土市立鶴城中学校教諭M(45)。県教委によると、Mは昭和38年熊本女子大卒。同年に国語教師として赴任して以来、23年の教員生活で、鶴城中には57年から勤務し、現在は3年生の担任。約10年前に離婚し両親と娘2人の5人で生活している。
 鶴城中や宇土市教委によると、昨年から、Mが暴力団と付き合いがあるなどの噂が流れていたほか、言葉遣いが乱暴なことやパチンコ店、スナックなどに頻繁に出入りするなど、父母の間から、私生活の乱れを指摘する電話が寄せられていた。

☆ 離婚後に交際し始めた男が組員で深みにはまっていったのか?それとも、組員との男女交際が原因で離婚し、深みにはまっていったのか?
 女教師と組員との関係が気になる。




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妊娠教師、腹部けられ出産断念 中3男子、注意受け逆上 昭島
1985年11月8日(朝日新聞 23頁)
 東京都昭島市内の公立中学校で先月下旬、指導上の注意を受けた3年生の男子生徒が教師ともみ合ううち、カッとなって妊娠中の女性教師の腹部をけった。このため女性教師は、その後、中絶手術を受けて休んだことが7日、明らかになった。同中ではこれまでにも、3年生男子生徒十数人の荒れたグループによる器物破損や対教師暴力が続いていた。

 関係者や目撃者の話によると、事件があったのは先月22日の放課後の午後3時過ぎ。校舎の入り口でふざけて遊んでいたつっぱりグループ十数人が、注意した男性教師(23)に上ばきなどを投げつけ、校舎2階の職員室の前まで追いかけた。グループと男性教師の口論が始まり、このうちの1人、3年生A(15)がこの教師の背中に、つばを吐きかけた。
 これを見た女性教師(36)が、謝るよう注意したが、Aが「うるせえ」「関係ねえ」などと反抗、女性教師がAの腕をつかみ、Aがこれをふり払う形でもみ合いになった。別の教師が制止に入り、Aを背後から羽交い締めにしたため、カツとなったAが、女性教師の下腹を強くけった。
 女性教師は、一瞬息が詰まったが、そのときはさほど痛みもなく、同僚に支えられて会議の始まる職員室に戻った。しかし、腰痛が激しかったため、生徒の投げた上ばきが頭にあたって頭痛を訴えた男性教師と、それぞれ近くの病院で診察を受けた。
 この時は、女性教師自身、妊娠の確信がなかったが、翌日になっても、腰痛や頭痛がとれなかった。このため、産婦人科医を訪ねたところ、妊娠約2カ月だったことがわかった。その時点で出血などはなかったが、妊娠初期の大切な時期にけられたことで胎児にどのような影響が出るかわからないうえ、流産の可能性や母体への危険も心配されることから出産を断念。先月29日に入院、30日に中絶手術を受けて今月6日まで静養した。
 Aは9月下旬にも、保健室で、授業に戻るよう注意した女性の養護教師(37)の下腹部をける事件を起こしていたが、中絶した女性教師方には今月4日、両親とともに謝罪に訪れた。
 学校側は「Aは女性の腹部をけることがどんなことかよくわかっていなかったようだ。だが、今は十分反省しており、今後、絶対にしない、と言っている。学校としても、女性教師が中絶しなければならなかったことは深刻に受けとめている」と話している。
 この女性教師は保健体育担当で、性教育もし、「命をはぐくむことの大切さ」をふだんから生徒に教えているだけに、「いかなる形にせよ、今回、私が1つの生命を殺してしまう決断をしたことは、矛盾することで、つらい」と苦しんでいる。

妊娠教師けった中3男子を逮捕 東京・昭島
1985.11.20 東京朝刊 23頁 1社 (全185字) 
 東京都昭島市内の公立中学校で10月下旬、3年生の男子生徒が教師ともみ合ううち、妊娠中の女性教師(36)の腹をけり、同教師が中絶手術を受けていた事件で、警視庁昭島署は、この少年(15)を暴力法違反の容疑で逮捕、19日東京家裁八王子支部に送った。
 この女教師は、事件後、少年が反省していることなどから、被害届を出すのをためらっていたが、同署の説得で16日付で被害届を提出した。




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少年非行は減少傾向「性非行」にもブレーキ 60年1〜6月
1985年8月22日(朝日新聞 3頁)
 非行で補導された少年は8年ぶりに減った昨年に続き今年も減少傾向にあることが21日、警察庁のまとめでわかった。非行の中心になっているオートバイ盗や万引き、校内暴力などが減少したためで、5年連続して増加してきた女子の性非行が減ったことなどもあり、同庁は「風営法の改正効果が出てきた」としている。しかし、年間では依然18万−19万人台の高水準になるとみられているうえ、舞職少年が6年連続で増加、同庁が学校、職場ぐるみで取り組んできた非行防止対策からはみ出た層の増加だけに、警察庁は新たな対応を迫られた形になっている。
 まとめだと、今年1−6月に刑法犯で補導された少年は8万5801人で、昨年同期より2066人、2.4%減少した。
 このペースで行くと、年間でも2年連続の減少になるとみられるものの、19万人前後と、56年以来の高原状態の高水準が続くことになる。
 罪種別だと、窃逓犯が6万5175人、粗暴犯が9984人、凶悪犯が619人、風俗犯が314人などで、凶悪犯が21.3%、粗暴犯が11.2%、風俗犯が11.0%など、すべての罪種で減少している。窃造犯は全体の4分の3強で、各罪種が減少したため全体に占める割合は0。6%高くなっている。
 年齢別では、17歳が20.6%増加したほかは各年代とも減少した。中、高校生にあたる14−16歳の低年齢層は全体の74.1%で、4人のうちの3人と相変わらず非行の中心になっているが、全体に占める割合は1.4%減少している。
 無職少年は1万291人、全体の12.0%で、23人、0.2%増え、6年連続の増加になっている。非行少年の1割強にあたる無職少年が殺人、同未遂の4割弱、強盗、放火の3割強を起こしており、凶悪犯の中心になっている。
 少年らは心に秘めた不満を一挙に爆発させたり、ささいな動機から凶悪事件を起こすケースが目立っている。
 高校2年生(17)はケンカに負けたうっぷん晴らしに、全く関係のない向かいに住む会社員(23)を呼び出して包丁で胸などを刺し、殺そうとして未遂に終わったり(千葉、1月)、高校1年生(17)は、かわいがっている猫を日ごろ仲の悪い父親がけったのに怒り、殴るけるの暴行を加えて死亡させた(長野、6月)。高校2年生らの6人は、仲間の恋人の女子中学生とドライブした少年(16)をこらしめようとして、角材などで2時間近く殴りつけて死亡させた(宮崎、1月)。また、中学3年生(15)は科学万博見学の費用を作るため1000円札の一部を少しずつ切りとって新しい札を偽造して使ったり(大分、3月)、6校の高校1、2年生14人が「短期の投資が数百倍になる」とネズミ講の加入を誘い、配当金40万円を飲食に使っていた(東京、6月)など、大人社会をまねたケースもあった。
 校内暴力事件では697件、3014人が補導されたが、111件、13.7%、608人、16.8%といずれも大幅に減少し、58年からの沈静化が続いている。
 しかし、中学3年生(15)が酒を飲んだうえ、生活指導教師(24)にいやがらせをするため顔面を足げにして転倒させ、死亡させたり(青森、1月)、中学3年生2人(15)が授業態度に厳しい女性教師(44)に卒業を前に報復するため覆面をして帰宅途中を襲い、カミソリで髪を切り取ったり(紳奈川、3月)など粗暴なものも起きている。
 約2割にあたる1万6104人が少女で、1.1%とわずかに減った。このうち性非行での補導は4480人で、4.2%減少し、55年から続いていた増加に歯止めがかかった。
1985.08.22




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高校教諭親子4人が無理心中か 父親は助かる 北海道

 十一日午後五時半ごろ、北海道三笠市高美町、北海道立美唄東高の林照雄教諭(36)方で、妻の同三笠高美高教諭光枝さん(37)、長男で三笠市立美園小五年の真太郎ちゃん(10)、長女で三笠保育所園児、真理子ちゃん(6)の三人が死んでおり、林教諭が意識もうろうとして倒れているのを、三笠署員が見つけた。同署は一家心中を図った疑いがあるとみて、林教諭の回復を待って事情を聴くことにしている。
 調べによると、午後五時すぎ、近所に住む父親(70)が「二、三日息子の姿が見えない」と届け出た。同署員が林教諭方へ行ったところ、茶の間で三人が泡をふくなどして死んでいた。
 光枝さんはスポーツウエア姿。林教諭はパンツの上にバスタオルを巻き、子ども二人はパンツ姿だった。四人とも外傷はなく、三人の遺体から薬物反応があったことから、同署は何らかの毒物を飲んだとみている。
 同署は林教諭を三笠市立病院に運んだが、途中で「オレがやった」と口走っていたという。しかし、病院での事情聴取で「やっていない」と翻すなど、あいまいな点が多い。
 林教諭は体育を担当し、二年六組の担任。スキーが得意で、指導員クラスの腕前。スキー部とともに野球部の顧問を兼ね、生徒たちから慕われていた。

朝日新聞社 1985.01.12 東京朝刊 23頁 1社 写図有 (全514字) 




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昭和58年 警察白書 (抜粋)

(イ) 憂慮される少年等の増加
 57年に覚せい剤事犯で検挙された少年は、全検挙者の11.8%に当たる2,750人で、前年に比べ175人(6.8%)増加している。また、市、町議会議員、小学校の教頭、高校の女教師等が検挙されるなど、従来覚せい剤とは無縁だと考えられていた層にまで浸透している。
http://www.npa.go.jp/hakusyo/s58/s580500.html




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女教師が覚醒剤密売

1982年10月18日(朝日新聞)
 山口県内の私立女子高校の元助教諭の女性が暴力団組員に覚醒剤を密売していたことがわかり、下関署は逮捕状を用意して、16日、覚醒剤取締法違反の疑いで調べるとともに、学校や自宅などを家宅捜索した。

☆ この女教師、暴力団組員に強姦された後、その組員の女になり、覚せい剤への道に走った。ある意味、かわいそうな境遇である。




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1980年8月27日(読売新聞)


 大阪府教委は26日、教え子にせがまれてドライブしたり、喫茶店で喫煙するのを黙認していた市立中学校の女性教諭を減給3ヶ月の処分にした。




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大トラ女性教諭

(読売新聞) 昭和57年(1982年)10月29日(金曜日)

【大阪】大阪府教委は28日、同僚から金を盗んだ“泥棒教諭”や酒に酔って乱暴を
働いた“大トラ女教諭”など3人を懲戒免職−減給(10分の1)2ヶ月の処分にした。
 (中略)
“大トラ女教諭”は東大阪市立孔舎衙(くさか)中教諭で数学と生活指導担当の
Y野幸子(33)=停職3か月=
 府教委の調べでは・・(中略)・・矢野教諭は先月28日未明に、市内の飲食店で居合わせた男性客2人と意気投合し、3人で酒2.5リットルを飲んだあと、この飲食店の経営者Dさんと口論、Dさんを殴る、けるなどして5日間のけがをさせ、傷害などの疑いで調べを受けた。
 (後略)

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 33歳の女教師が居合わせた男性客2人と意気投合し、酒を飲んで店主と口論し殴るけるの暴行です。凄いです。
 ちなみに、読売新聞の82年10月29日朝刊に実名報道されてます。

(参考)東大阪市の中学校




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大トラ女性教諭の続編
あきまへん「女トラ先生」 飲酒運転、乱暴で停職
処分解けたらまた泥酔バイク

1983年4月17日(読売新聞)

 大阪府教委は16日、泥酔状態でミニバイクを運転、一方通行道路を逆行して捕まった中学校の女性教諭を諭旨免職処分とした。昨年秋にも飲酒運転をし、さらに酔って飲食店店主を殴り停職になり、その処分が解け、今月1日付で転校したばかり。事件は初登校の入学式の夜だった。

 女トラ先生は東大阪市の市立中学校教諭Y(34)。
 Y教諭はミニバイクを飲酒運転、一方通行を逆行して道交法違反で現行犯逮捕された。7日は自分の34才の誕生日で、祝に集まった友人5人とビール三・四本、ワイン、シャンパンを飲んで帰る途中。雨の中で転倒、「どこをどう走ったか覚えていない」という。
 Y教諭は四十七年岡山理大を卒業、独身、数学担当。

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 34歳の大酒のみの独身女教師、どんなマMコをしているのか、解剖して
みたいです。




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中学3年生の少年2人が女性教諭に猥褻行為(昭和58年(1983).3.1)

 中学3年生の少年2人は、授業をさぼり、職員室で執務中の女性教諭(24)に「疲れたので保健室で休みたい」と申し向けた。同教諭が2人を保健室まで連れて行ったところ、2人は、保健室へ入るや、ドアの鍵をかけ2人がかりで同教諭を押さえ付け、胸等をさわるなどの猥褻行為を行った。(大阪) 「警察白書」引用。
「昭和59年警察白書」
http://www.pdc.npa.go.jp/hakusyo/s59/s590300.html

(参考)






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荒川放水路バラバラ殺人事件 1952年5月10日
http://yabusaka.moo.jp/arakawahousuiro.htm
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/barabara.htm
http://adachicrime.blog19.fc2.com/index.php?q=%B9%D3%C0%EE%A5%D0%A5%E9%A5%D0%A5%E9%BB%E0%C2%CE%BB%F6%B7%EF
小学校教師である内縁の妻と、巡査の借金問題などでトラブルが生じていたことがわかる。逮捕状がないまま妻を緊急逮捕、翌日犯行を自供。犯人は内妻で小学校教諭の宇野富美子(当時26歳)で、夫を絞め殺したあと、母親のしづ(当時51歳)と共謀して死体をバラバラに切断した。
同月7日、宇野は夫の酒癖の悪さと暴力に耐えかね、「殺すのは惜しい。売れば金になる」という寝言に戦慄したことが殺意へつながったという。




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昭和21年(1946).12.24〔21歳(満19〜20歳)の女教師が愛人に死産の子贈る〕

 東京都目黒区の私立女学校教諭(21)が豊島区の元同僚女性宅に風呂敷につつんだ生まれたての男の赤ん坊の死体を届けにきた。
 元同僚の甥の明大専門部生(18)との子供で処理に困り届けたとの手紙を添える。女教師はその甥に学資を貢いでいた。死体遺棄罪。

この文書は、下記URLの記載の一部を引用したものです(著作権法第32条第1項)。
http://www.geocities.com/kangaeru2001/21.htm
「少年犯罪データベース」
http://kangaeru.s59.xrea.com/




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